「向き合う覚悟ができた」などと少し大仰な感じで書いてしまいましたが…

以前、「身体のねじれを取る」施術に通っていたことがあります。
確かに終わったあと、身体はスッキリして効果を感じていたから、続けていたのだけど…
普段の生活で、すぐに戻ってしまうというか、自分で何もしてなかったんですよね。
「通う以上に、何かしようとも思ってなかった」というのが、正直な表現かも。
多分、施術中にも今のレッスンと同じようなアドバイスとか、言われてたと思う。
いや、間違いなく言われてたはず。
そこだけじゃなくて、他に通ったエステでも整体でも鍼灸でもパーソナルトレーニングでも。
言われてた、はずなんだけど〜。
私個人の話に限ったことかもしれないんだけど。
ああいう施術の最中って、全然人の話をきちんと聞くモードになってない。
「身体を委ねてやってもらってる」モードのときに、「自分がやらなきゃいけないこと」を言われても、なんも入ってこない。
それどころか、はっきり言って、こうやって通っているのでいっぱいいっぱいだから、これ以上やらせんなよ。無理だよ。的な感じだったと思う。
…こうやって書くと、その態度はどうかと思うね。自分でも。
もちろん、当時そんなことは言ったことも思った記憶もないけど、今振り返ればそんなようなものよ。
だけどさあ、当時は疲れすぎてたから、良い施術を見つけ出して、お金も費やして、マメに通うのが、『最上級のセルフケア』だったんですよ。自分にとっては。
その場限りで持続しなくても、まあしょうがないよね、これもコスト、みたいな。
今やっているオンラインレッスンは、
「最初に自分の今の状態(硬さ、捻れ)を確認→延々とストレッチ→ちょっとトレ→最初と終わりの身体の違いを確認」
という流れなので、ビフォア・アフターで捻れが改善しているのが毎回体感できます。
レッスンの間に改善がすぐわかるということは、身体の状態は「比較的、自己改善できる範疇」にある気がする。
だけど、すぐに動かせるということは、すぐに(捻れに)戻ってしまうということでもあるから…
結局、以前通っていた施術同様、最大瞬間風速的には捻れてない良い状態にはできても、持続できずにすぐ元通り、というのは同じなのであるよ。
施術を受けようが、自分でやろうが、変えられはする。
けど、もっと定着させるには、もっと正しい動きや姿勢ができるようになるには、自分で考えて、普段の生活から変えていくことが必要だから、地道にこなしていくしかない。
オンラインレッスンもお金を払って教えてもらうもの。
それなのに、施術を受けるだけの時と、なぜ私の意識がこうも違うのか。
そもそもトレーニングは「自分で負荷をかけて動くこと」が大前提。
そして、レッスン中は「次はこの姿勢になって〜」「10回やってください」とか、『常に指示を受け入れ続けている』モード。
「インストラクターの話を聞く」モードに入っているので、頭も使って身体も使って、受け入れようとしているようなんだよね。
一方、セラピー寄りの施術はやっぱり「癒やされたい」「楽にしてほしい」と思って、『受け身』モードで通っていることが多かった。
そこで「普段も、◯◯してくださいね」とか言われても…心身ともに弛緩してて、今そういう気持ちで臨んでないから…やらなかったし覚えてもないよね…
(ティーチング的な構成の施術ならまた別だと思うよ)
これは良い悪いの話ではなく、自分の状態や目的、希望にあったものを選ぼうね、というものなんだけど。
繰り返しになるけど、かつての私は、お疲れMAX状態で自分で頑張る余裕などないし、他人の施術によって「整った状態」を身を以て知るほうが大事だった。
決して安くはないお金を払って、時間もかけて受けに行ってまで、身体のメンテンナンスをすることの重要性を学ぶことが必要だった。
そういうプロセスを経て。
今、私が自分をもっと良くしたいと望むのならば、自分で自分を管理して、能動的に取り組まないと意味がないんだな、という考えに至ったのです。
「これだけやればOK」とかを追い求めるんじゃなくて、全部根本から向き合ってやるときが来たんだな、という覚悟がようやくできそうかもしれない、となったんです。
まあ〜あくまで、「かもしれない」ですけどね〜。
でも、あまり力んでやると折れちゃうから、ゆるっと行きます。
これも長い時間かけて学んだこと。