ケチらずに、払うものはきちんとすぐに払う
お金を借りたら、速やかに返済する
他人に渡す、支払うお金は、己が紛失したり遣い込んだりしないよう、すぐに本人に渡す
…という、
「払うべきものはできるだけすぐに、そして快く払う」
というのは、とても良い心がけです。
住宅ローンなどの返済計画もきちんと実行でき、
各種支払いも滞ることもなく、
お金の、少なくとも自分→相手へのやり取りで、
人間関係で揉めるようなこともない。
また、
「お金が入ったら、すぐに定期預金などの下ろしにくいところに預ける」
というのも、
自分を律して、無駄遣いを防ぐ仕組みづくりをし、
目的のために計画的に積み立てることで、
必要な時に、借りることなく自己資金で購入したり、
達成感を「残高」という形で目にすることもできますし、
これまでも、多くのことを叶えたり実行できたりしてきたと思います。
とても素晴らしいことです。
これらが何ら問題なわけではありません。
お金をきちんと管理できているのですから、今後も続けていっていいのです。
しかし。
これらを実行するために、
「『お金を手放す』ことへの意識」「お金を手元に置いておくのは良くないという気持ち」があまりにも強くなってしまうと…
せっかくお金が手に入っても、
「早く手放したい!」「持っていると落ち着かない!」と、
過剰にお金を手放す行為に走ったり、
そのお金自体に「持っていたくない」などという本来必要のないエネルギーを乗せてしまって、
そんなエネルギーが乗っているお金を支払う…なんていう、
これはこれで健全なあり方ではない、ということにもなりがちです。
お金の循環を考えると、
せっかく巡ってきたお金を嫌がって、嫌な感情を乗せて手放す…みたいなことですからね。
なんだかしょんぼりですね。
もちろん個人差があることですが…
かといって、今度は過剰にポジティブ(しかもこじつけ)な意味づけをして、
そんなエネルギーを乗せるのも、それはそれで違うよね。
なので、お金はお金、もちろん感謝の気持ちは持っていていいので、
そのお金の正当な価値に、不必要な感情や意味づけでエネルギーを乗せることなく、
もっとニュートラルに、自然に、お金を受け取って、そしてまた次に渡していけると、
良い流れになると思うわけです。
でないと、
例えばせっかく大きく稼げるようになったり、
何かのチャンスで今までに得たことのないお金を手にした時に、
残念な使い方、手放し方をしてしまうことになる。
やはりこれにも、『トレーニング』がいります。
今までやってきたことのないやり方で、
お金を預かったり、手元に置いておいたり、多額の現金を持ち歩いたり、大きいものを購入したり…など、
あえて今までは避けていた、やりたくないと思っていた方法をとって、
慣れていくことが必要です。
今までのやり方が間違っているわけでは決してない。
でも、先に進んだ分だけ、新たなやり方が必要になってくる。
それが、過去上手くいっていた方法とは、異なったりはたまた真逆だったり、もっといえばそれを捨てる必要があったりする、ということです。
ステージが上がって、自分のレベルも上がってるんだから、同じ戦い方じゃ通用しないなんてことは、よくある話です。
そして、過去の成功パターンは、
これからの失敗パターンに「も」なり得るから気を付けろ!
というお話です。
もちろん、今日の記事は、
今までやってきたことがベースにあるからこその話ですから、
冒頭の「お金を気持ちよく支払う」「支払いを滞らせない」「お金を貯める」…などが、当たり前にできていていないのであれば、
まずはそこをきちんとできるようにするのが
いま必要なトレーニングになりますよ!
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