「『タイミング』に関するアドバイス」で気をつけたいこと 1

前の記事で、
「『タイミング』に関するガイドからのアドバイス(サイン)」
について書きました。

質問「タイミングが合わないのは、ガイドからのサインなのか?」

この「『タイミング』に関するアドバイス」について、
また別の角度から大事なことをお話ししたいと思います。

 

スピリチュアル的なことに限らず、
世の中にある「『タイミング』に関するアドバイス」全般は、
定型発達者を前提としているものです。

そのため、発達障害(特にADHD)を持つ人がそのまま取り入れると、
不調和、不具合を起こすことになりがちです。

 

なぜかというと、

「時間感覚(概念)が、定型発達者とADHDの人では異なるから」

です。

 

『タイミング』とは、まさに時間感覚のことであり、
アドバイスの受け取り手が、定型発達者かADHDの人かによって、
意味合いが、大きく違ってしまうことになるのです。

 

ここで、
「今すぐこれをやりなさい」というアドバイスを受けた、
両者の行動を例に挙げてみます。

定型発達者
自分が既に抱えているタスクとの兼ね合いを見て優先度を判断、
優先順位の高いものから取り組む。

ADHDの人
「今すぐ」と言われたら、何を差し置いても『今』取り組もうとする。
取り組んでいる最中に、他のことが飛び込んでくると、
新しい方に気が移ってしまう。(そして元々やっていたことは忘れてしまう)

 

アドバイスする側は、『定型発達者の行動』を想定しているので、
ADHDの人に対して「言った通りにやらないからできないんだよ」と
考えてしまいますし、

ADHDの人からすれば、
「言われた通りにやったのにも関わらず、うまくいかないし、怒られる」
となってしまいます。

 

自分の特性に応じて、
アドバイスをもらう先(書籍や動画なども含め)を選んだり、
自分と同じようなタイプの人のやり方を取り入れていくことは、
とても大事なのですね。

 

ひとまず今回の内容で言うと、
ADHDの人が「今すぐ」というアドバイスを受け取った時は、

「本当に今すぐ(数分以内)に終わること」以外は、リマインドをさせるクセ

を徹底していきましょう。

 

「今すぐ終わること以外」とは、以下のようなことです。

・時間がかかること
(例:読書、買い物、掃除…など)

・他人との調整が必要なこと
(例:歯医者の予約、待ち合わせ…)

行動する前に、必ずリマインダーのアプリなどに登録して、
「忘れない、自分に思い出させる仕組みづくり」をしましょう。

 

ADHDの特性についての詳細や、
ADHD向けの具体的なライフハックに興味がある方は、
以下の書籍などを読んでみてくださいね。

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本

ADHDじゃないけど、時間管理やスケジューリングが苦手…という人も、
ADHDの人向けのライフハックに触れてみるのは、有益となるでしょう。

 

ちなみに私が愛用しているリマインダーはね、
『リマインくん』という、LINEを使った予定管理サービスです。

https://reminekun.com

私はそんなに忘れない方だと思うんだけど、
リマインダーを使うと「安心して忘れられる」というのがいいです。

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