「『タイミング』に関するアドバイス」で気をつけたいこと 2

「『タイミング』に関するアドバイス」について、
さらに別の角度からのお話です。

なお、今回は『トラウマ』に関連する話なので、
読むのが途中で苦しくなったら、無理せずにブラウザを閉じていただき、
あたたかい飲み物でも飲んで、ゆっくりと休んでくださいね。

質問「タイミングが合わないのは、ガイドからのサインなのか?」

「『タイミング』に関するアドバイス」で気をつけたいこと 1

 

さて。
スピリチュアル業界でよく使われる

『今ここ』

という言葉ですが…

実はこれ、解離性の障害や複雑性トラウマを抱えている人にとっては、
トラウマを呼び覚ますトリガーとなる可能性があるものです。

 

「解離性の障害や複雑性トラウマを抱えている人」とは
・虐待やネグレクト、それに準ずる環境で育ち、「今ここに在る」ことを苦痛に感じる人
・空想の世界に逃げ込んだり、感覚を麻痺させることで、辛い状況を乗り切ってきた人

 

大抵のスピリチュアル的なアドバイスというのは、

「よりよく生きるため」
「よりよく在るため」

のものですので、
『今ここ』という言葉が、自分を苦しめることに直結するのであれば、
そのアドバイスを受け入れるのは、適切ではありません。

実際、瞑想やマインドフルネスなどで『今ここ』にフォーカスした結果、
トラウマ症状を引き起こし、安らぐどころかパニックに陥るケースも
あるようです。

「他の人にとっては安全なもの」であっても、
「自分にとっても安全であるとは限らない」のです。

 

トラウマを抱える人にとって大事なのは、

・何を置いてもまず安全な環境を確保すること
・トラウマの発生源と物理的な距離を空けること

具体的にいうと、
家を出る、関係性を断つ、仕事や住む場所を変えるなどをして、
トラウマ源となる存在(人、場所、モノ)から離れることです。

引っ越しや経済的な自立を果たすなどして、安全な環境を作っていきましょう。
安全の確保ができて、精神と肉体が幾分回復してきたら、
癒しやトラウマの解放を視野に入れ出すことを、お勧めします。

『REBUILD(リビルド)』

 

余談ですが、
私のクライアントさんの中で「人生を大きく好転させた人」には、

・家を離れる
・(トラウマ源である)家族や人間関係から離れる

の、どちらか or 両方をクリアしている、という共通点があります。

 

人付き合いを苦痛に感じるのであれば、
人と接さずに済む仕事に移ればいいのです。

なぜなら、「人付き合い」というのは、
「『今ここ』を求められること」の最たるもの、なので。

 

もちろん、上にあげたようなことをしなくても、
人生を好転させている人はいますが、
いずれにせよ「自分のいる環境を整えている」というのは変わりませんから…

環境って、本当に大事なんですよね。

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