マシンガントークならぬタイプライティング (イメージコンサルタント編)

最近の所感をべらべらと人にしゃべっていたら「それ記事にしなよ」と言われたので、しゃべる速度で書きのこしておこうと思います。

 

去年から都度書いてますが、「イメージコンサルタント」ってなんぞやというと、
wiki抜粋すると

クライアントの目的に合わせて、職業やライフスタイルにふさわしい服装(ファッションスタイル)、ヘアースタイル、メイクアップ、カラーコーディネート、表情、姿勢、立ち居振る舞い、歩き方、話し方、マナーなど、トータル的に最適なパーソナルブランディング、コンサルティングをするプロフェッショナルのこと。 装いをベースとした高度な印象管理術とパフォーマンス術とも言われる。

で、このうちの中でわたしは、

・パーソナルカラー
・パーソナルデザイン
・骨格診断
・テイスト

などを受けに行っていたのでありました。

 

かように種々雑多でありますので、ひとつ受けにいって大満足!みたいなのは稀なんじゃーないかと思います。

 
私が去年の秋、「服を買いたいと思う店が見つからない…困った…打開策もとむ…」という気持ちで受けに行ったのが、

『内面を含む外見(パーソナルデザイン)を診断』

してくれるところでした。
まあなんで、4時間ほど延々と話をして、喋り方とか所作とかも込みで見てくれるんですけど、
ここで気づいたことがあります。

「この人、実際のアパレルには詳しくないな…?」

ということに。

 
同時に、私は自分が思い違いをしていたことにも気づきます。
それは、

「提供者(かつその流派のトップ)なんだから、実際の服とかメイク、トレンドにもオールマイティに精通しているはず」

だと。

 
ソンナコトナカッタンダヨネー。

 
そのセッション自体は有益ではあったのですが、私の当初の目的が叶わず。
どうせなら他も受けちゃおうと、申し込みます。

が、実際受けられるのは大抵数ヶ月後ってのがデフォルトで、長い待ち時間がありました。

(ここも申し込んでみないとわからないところ)

 

気にしていたのは、「できるだけ創始者or現在のトップ(か近い人)」に行くこと。

 
当然お値段は張るし、無理な時もあるけど、やっぱり理論に対する解釈の齟齬はすくないほうがいいので。
また、私自身が「平均から外れてる人間」なので、経験値がある人(いろんな人を診た人)にお願いしたい。

 

ということで、数ヶ月後受診し、さらに分かったことは、

「似合うメイクやファッションを提案してはくれるけど、実際に存在するアイテムを紹介してくれるわけでななかった」

ということです。
「こんな感じが似合います」は言ってくれますが、服も化粧品も無限に存在するので、それをサロンに用意するなんて不可能です。
もちろん、大量に服を所持するサロンもありましたが、そこで私にドンピシャにあうものはありませんでした。

 

がっかりしたものの、そういう時のためにありがたいのが、「買い物同行サービス」でした。

売っているモノで似合うのを教えてくれるからね!そして買うこともできるからね!
配色とか素材感とか、サロンのドレープ(布)では伝えきれないことを教えてもらえるので、これは大変良かった。

けど、最初に『価値観のすり合わせ』が必須でした。
「プチプラは避けたい」とは伝えておいたものの、プチプラではない中価格帯のお店を延々とみている時間がこまりました。
提案される意味はわかるけど、質的に欲しくないし先生の発言もなんか微妙どうしようと。

しかしさらに移動してから、これこれ!と正解がバンバン出だして、お互いの息も合ってきたので、
回数を重ね、お金の価値観なども含めてわかりあっていくっていうのが必要かなーと感じました。

 

 

こうして紆余曲折の末、

「服を買いたいと思う店が見つからない…困った…打開策もとむ…」という最初の悩みは、解決することとなりました。

『そもそもあんまり存在しない』ということを知れたのは、大きな財産です。悲しいけども。
『合う配色・素材・シルエット』は把握できたので、探しやすくはなりましたよ!

 
同時に新たな悩みも発生しました。

「似合うって言われた色を、コスメカウンターで探せないんだけど」

提案される色は、サロンのメイクパレットを混ぜた色だったり、売ってるものだけど廃盤品だったりで途方に暮れていました。
ましてやメイクアイテムは、肌に乗せると色が違う。お店の照明では、色の微妙な違いも分かりにくい。
買い物同行は大変良いけど、服と違って、メイクカウンターはそんなにぐるぐる回れないし比べるのもやりにくいし効率悪いなーと。

 
けれど、自分の要望が明確になっていたので、必死に探した結果。

「その場で自分に合うアイテム(なおかつ現行で売っているモノ)を使ってメイク指導して、品番まで教えてくれるサロン」

を見つけだしました!

 
しかもそのサロンでは、ほぼ全ての国内外ブランドから出る新色を毎回全部チェックして、随時リストを入れ替えながら提案しているという、希少なところだったので…
アイテムリストを受け取ってにっこり。こういうのが欲しかった!!!!(その場でそう言いました)

 
私は「厳選したアイテム数にしたい」「合う色があればそれでいい」というタイプなので、おかげで色選びやアイテム選びのコストは全カット。
ネットや雑誌の情報に釣られて買って失敗することもなくなったし、買ったものがきちんと使い続けられるという喜び。

大正解でした。娘のメイクレッスンもお願いしたほどです。

 

こうして、トップ(か近い)の提供者にこだわって選んだだけあって、どのセッションもさすがだなーと思えましたが、
「私の要望を最初から全て満たすようなひと」はいませんでした。

今思えば当然です。
その人のバックボーン(元の職業・趣味嗜好・性格)がみんな違うので、得意分野が違うのです。

メイクテクニックに強い人、色彩に強い人、ファッショントレンドに強い人、「診断すること」に強い人、心理が強い人、感覚的な人、言語化が上手な人、
会社員経験がある人、カウンセラーだった人、美容師・美容部員だった人、SNSやweb発信が強い人、忙しすぎて発信どころじゃない人…

提供者の数だけ、強み弱みがあるのです。

そして、クライアントの自分との相性も。

 
私は、「プロならこれくらいやるだろ」の期待値がどーしても高いので。

(っていうか、別に高いとは思ってないけど、実際には「高くなっちゃう」ので)

その認識を修正しながら、複数受けて自分で整理する、という落とし所になりました。

 

実際に受けて、不満が出て初めて「自分が求めているのってこういうことだ」ってのがわかるというのもあります。
この場合、「自分はサービスによって、◯◯を得たいと思っていた」ということがわかった、というのが大きな収穫なのです。

最初から要望が明確であれば、それに合ったものを自分で探せばよくて、そこを探しきれなかった(確認できなかった)自分の落ち度、というのでもあるわけですからねえ。

 

長くなってしまったので
続きは次回で。

 

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