なぜ、運動を生活に組み入れたかったかというと
今年、骨格診断のモデルをやった時に、
「運動してます?」
と身体を触りながら聞かれ、「走ってます…まだ5年くらいだけど」と答えたら、「やっぱりー!脚がちがうー!」と返され死ぬほどうれしかったことがありました。嬉しすぎて泣くかと思った。
さて、今は生活の一部に組み込まれたので、深く考えずに運動していますが…
私は20年前、まだ20代半ばの時点で、
「更年期までに運動して健康になってないとヤバイ」
という強迫観念のようなものから始まっています。
で、ぎりぎり習慣として定着したのが、40代はいってからなんで…長かったー。ここまでくるのが。
当時、妊娠出産を経てボロッボロになっていた私。
「ホルモン変化はきつすぎるだろ…」と赤子を抱えた20代、半ばノイローゼのようになっていました。
あまりに辛くて、次の大きい変化である『更年期』、どうなっちまうんだ…と怯えてもいました。
その時、更年期に関する情報を漁っていたら、どの本にも「運動が良い」「ヨガが」「◯◯が」的なことが書いてあったので、それまでに身につけておけばいいんじゃないか!?という算段をつけました。
その後、育児と仕事と家事と遊びの隙を見ては、
・近所の温水プールに通う (冷え性で意味がなかった)
・ヨガ・ピラティスレッスンに通う (いいけど遠かった)
・皇居に走りに行ってみる(たまにしかいけない)
・エクササイズDVDを買う(まったくやらなかった)
・エクササイズ本を買う(読んだだけ)
・ビリーズブートキャンプをやる(これは割とやった)
・パーソナルトレーニングに通う(当日しかやらなかった。家でなにもしない)
・スポーツジムに通う(『半年』は真面目に通うんだけど…)
・よもぎ蒸しに通う(これは運動じゃないな…?)
・鍼灸に通う(これも運動じゃないな?)
みたいなのを、片っ端から試していったものの、こーなんつーか、
『無理なく続けられるモノ』
には、出会えなかったです。
唯一、私のもともとの長所として、
「めちゃくちゃ歩く」
というのがあるので、ふつーなら電車やバス移動する距離を何キロも歩く、というのはやってました。
(しかし個人的には「運動」としてはノーカウント)
今の家に引っ越して、1年半経った時。
家の周りを探索していなかった私は、そこで初めて、家の近所が川沿いのランニングコースであったことに気づきます。
遅・・・!信じられないほど遅い!
前に住んでいたところは、周囲の道路事情的に走るのが不向きだったので、『自宅周りのラン』という選択肢は諦めていた私。
とっくに自分の運動用シューズも断捨離終わっていたため、
最初の日は、夫のトレーニングシューズを借りて、恐る恐る走りにでたのを覚えております。
その時、ちょうど娘が高校1年生。
「更年期までに運動習慣を!」という産後の決意から、16年経ってたのでした。
…道のり長すぎないかね!?
ま、まあ、そこからは、5年えっちらおっちら走っているおかげで、
体質も体力も向上しまして、
婦人科の先生にも「元気そうね…」と言われているので…
今のところ間に合ったようです。
私の場合、そもそもの『ゴール』が「更年期までに運動習慣を獲得する」だったんです。
(その時々で「痩せたい」とかもあったけど…)
なので、その先、歳を取っても続けられるような、自分に合った「何かしらの運動」を探していたわけです。
(結局私は、『一人でマイペースにできる』という条件が必須だったので、たどり着いたのが遅かったんだと思うんだ…)
ちょうど先日、ポッドキャストを聴きながら走っていたら、
パーソナリティの一人(50代女性)が、「やっぱり運動を始めようと思う!」と発言し、『山が動いた!』的な盛り上がりを見せていました。
その方は運動とは長らく無縁の人生だったようですが、「さすがに(運動の)必要性を感じた」と言っていたので、まあ、やっぱり要るんでしょうね。
みんな。先々。
しかし同時にその方、相方(同年代女性)に「一人でやらないで、ぜったい誰かに教わりに行きなよ!?あんたすぐ勝手なアレンジとかするから!怪我するから!」と釘を刺されていたので。
なんにせよ、
【自分に合ったモノ(手段や頻度などを含め)を見つける】
っていうのこそ、必須なんでしょうねえ…
それで、あとは運動に限らず
『自分の目的』を明確にして、必要性を心から感じながら行動する、
っていうのが、大事だと思います。