当サイトでは、(調子を崩したくないのであれば)「神社に行くな」「スピ系の本を読むな」というアドバイスをすることが多いです。
とはいえ、神社に行かず、スピ系の本やサイトを読まないようにしていたとしても、
友人と普通に会話したり、SNSを使ったり、ラジオを聴いたりする際に、
「不意に、スピリチュアル情報に出くわしてしまう」
というケースは、
少なからずあるでしょう。
(例: 「先日、○○神社に行ってきて~・・・」など。)
酷い場合には、謎の『スピリチュアルマウンティング』や『スピリチュアルやってないマウンティング』を見掛けることもあるかもしれません。
(例: 「私、スピ&宗教嫌いだけど、神社にはマメに行くんです」などなど。
神社はれっきとした宗教施設なんですけどね。)
こうした情報に遭遇した際に、自分の『軸』をしっかり持っていないと、
「最新の情報を仕入れた方がいいのかな?」
「たまには参拝した方が良いのかな?」
「相手の発言や行動の方が正しいのかな?」
などという気持ちになってしまうかもしれませんが・・・。
逆に言えば、
「(スピリチュアル”以外”の)自分の『軸』を持ってさえいれば、周囲の雑音をはねのけて、自分の感覚から導き出した答えを採用しやすくなる」
のです。
と、いうわけで、今回は、
「ブレない『軸』を作るためのオススメ書籍」
を、紹介したいと思います。
以前であれば、「対象のエネルギーを自分自身でチェックして確かめる」ということが(比較的安全に)できていたのですが、
現在は、
「対象の神社や、スピ的コンテンツが、安全かどうかをチェックするだけで、ダメージを受ける可能性が高い」
ので、
そうしたコンテンツを丸ごと避けることを推奨しています。
オススメ書籍
サピエンス全史
現代では当然と思われている『伝統』や『常識』は、その多くが、「意外と最近始まったもの」「実は、根拠が無いもの」です。
『人類の歴史』を俯瞰して見ることで、『伝統』や『常識』、その他の『固定観念』にヒビを入れ、
「本当に、○○(戒律やルール、考え方など)に縛られ続ける必要はあるのかな?」
と気付くきっかけになります。
今買うなら文庫版が良いでしょう。(軽くて安いので。)
ちなみに、過去に宗教組織に属していた経験がある人は、最近出版された続刊の『NEXUS』は必読です!
Science Fictions あなたが知らない科学の真実
ネット上で、「○○という実験の結果、××なので、私の言うことは正しいです!(=あなたはこうすべきです!)」という意見を頻繁に見掛けますが、
実は、そうした『有名な根拠』のいくつかは、再現実験に失敗していたり、その後の研究で否定されていたりします。
・・・が、そうした『その後』を知る機会は、非常に少ないもの。
「なぜ、誤った情報が発信されてしまうのか」
「なぜ、誤った情報が訂正されにくいのか」
などの『仕組み』そのものを押さえておくことで、
「他者が提示する『根拠』に対する、健全な疑い」
を持てるようになります。
Science Fictions あなたが知らない科学の真実
Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章
『スタンフォード監獄実験』を始めとした、『人間の悪意に関する研究』は多々ありますが、
この本は、
「それらの実験の裏側」
を暴いています。
とんでもない事件が頻発する現代において、「『性悪説』と『性善説』のバランスを取る」ために、ぜひご一読ください。
Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章
Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
『現代』という時代に対して、多くの人が、「とんでもなくひどい時代だ」と感じているかと思いますが、
実のところ、
「『データ』が示しているのは、世界がどんどん良くなっているという『事実』」
です。
学歴があり、ステータスが高い人ほど陥りがちな、「思い込み」に気付くのに有用な一冊。
「自分自身の思い込みに気付く」のはもちろん、「相手側の思い込み(情報発信者が正しいと思い込んでいること)」に気付くための力にも繋がります。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
人体大全 なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか
『人体の凄さ』とともに、『人体が抱える数々の問題点』について知ることができます。
「進化は往々にしてやっつけ仕事である」(←amazonの書籍紹介ページより引用)という考え方を押さえておけば、病気などに対して『過度なスピリチュアル解釈をしてしまう罠』を避けることができます。
エンタメ・ノンフィクションという触れ込み通り、医学分野の歴史上の偉人たちが起こしてきた『事件』の数々は、まさに「事実は小説よりも奇なり」。
単純に、読み物としても面白いので、ぜひ読んでみてくださいね。
人体大全:なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか (新潮文庫 シ 38-19)
サクッとわかる ビジネス教養 新地政学
この一冊だけ毛色がちょっと違いますが・・・
『日本人の感覚』というのは、世界基準の感覚からすると、大きくズレていることが多いもの。
世界情勢をさっくり把握するために読んでおくと良いかな、と思います。
なお、一部の書籍はオーディオ版もあるので、読書のための時間を取るのが難しい方や、文字を読むのが苦手な方は、そちらも検討してみてくださいね。