抽象的なメッセージをもらったときに気をつけたいこと

先日、オーダーペンデュラムを作っていた時の話です。

 

そのクライアントさんの上からのメッセージが、「甘えを捨てなさい」でした。

だいたいこういう、ちょっと抽象的なメッセージがくるね。
だって、次元も視点も高いんだから。

当然抽象度も高いわけで、そんなとこからくるメッセージは、「こちら側にとっては『抽象的』に思える」んですよね。

 

今回、何を「甘え」と指すのかと尋ねたら、「『できないふり』を続けること」でした。
その存在曰く、できてることを『できなーい』ってやってる様は、甘えてるように見える、と。
まあ、高い視点から見下ろせば、敢えて正解を避けたりミスってるように見えて「いい加減やめれば?」みたいになるんでしょう。

(人間同士でも、そう思う場面はありますよね)

 

さて、こういう抽象的なメッセージというのは、取りようによっては意味合いが全く変わるものです。

 

もし「甘えを捨てなさい」と言われたら、それぞれの受け手にとっての「甘え」のイメージや思い込みと直結して、

「誰かに頼ってはいけないんだわ」
「弱音を吐いちゃだめなんだわ」
「この考え方は甘えなんだ」

なんて、全然違う受け取り方をしてしまうことも、よくある話です。

というか、ほぼみんな、そういう受け取り方をしますね・・・確認しない・・・

 

藤咲がメッセージを受け取る時は、

「その「甘え」ってどういう意味で?」
「例えばどういう時にそう感じるの?」
「それの何が問題だと思うの?」

などと、めっちゃ確認します。
あれは?これは?と散々確認した後に、クライアントさんに伝えるので、さらーっとした文章や文言が流れてきてると思われるかもしれませんが・・・高速ですごいやり取りをしてるんです。

 

で、気を付けておきたいのは、あくまで、その時のその相手のそのメッセージの文脈上でのその言葉が、それ、なので、
聞く対象が変わったり、受け取る相手が変われば、全然、そう、全っ然!意味が変わってきます。

 

その時、その人(存在)の価値観や基準でいうと、そう思える、そうなる、だけなのですね。

 

なので、次に同じ言葉や同じ状況が出てきても、「あーはいはい、あの時と同じね」みたいな早合点は、絶対絶対NGなのです。
せめて「あの時のあれと同じ?」って確認しないとダメなんです。

 

これ別に、チャネリングの特別な話じゃないんですね。

ふつーの人間関係でも重要な話なんですよ。
その人の背景や価値観が、言葉のチョイスに反映されるのです。

 

そして、

アドバイスや指示をもらうような相手というのは、たいてい、価値観や基準が自分とは違う

ので、己の先入観で処理せずに、丁寧に確認する姿勢が、大事なのでございます。

(雑談とか表面的な話はそこまでする必要ないけどね)

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