夏の睡眠について書きます。
以前読んだ、睡眠に関する本で、私の長年の謎が解けたくだりがありました。
少し長いけど、引用します。
レニンとアルドステロンは、睡眠の後半で分泌が活発となり、血中濃度がピークとなります。。
ちょうど、コルチゾルの動きと似ています。朝になると血圧が上がってくるのは、このレニンとアルドステロンの動きも関与しています。
レニンは、アンジオテンシンを刺激して、副腎皮質からアルドステロンの分泌を促進させます。
アルドステロンとは、副腎皮質から分泌されるホルモンで、ミネラルのホメオスタシスを保つ重要なホルモンです。アルドステロンは腎臓に作用してナトリウムと水の再吸収を促進し、血液量を増加させることで血圧を上昇させます。血液中のミネラルは再吸収されるので、老廃物である尿の量は減ります。
体の水分、ミネラルを維持するホルモンであるアルドステロンは、レニンと連動して、睡眠の後半に分泌が増加し、結果的に夜なるべくトイレに行かないようにしているわけです。
睡眠不足になると、レニンの分泌は低くなってしまいます。完全な徹夜では、レニンの増加は清えてしまいます。その結果、アルドステロンも上昇しなくなり、ミネラル(ナトリウム)の排泄が増加し、尿量が増えることになります。
糖不足だと、アルドステロンの分泌も乏しくなるので、夜のトイレが増えるだけでなく、体からミネラルがうばわれやすくなるわけです。睡眠不足の次の日、あるいは慢性的な睡眠不足状態おいたのが野外作業や激しいスポーツをするのは、脱水の危険性が高まるので注意が必要です。
夏はクーラーをかけずにねていると脱水の危険性が高くなるのは、睡眠が浅くなりアルドステロンの授能が落ちて、ミネラルが失われやすくなることによる影響も大きいと考えられます。
ということは、
眠れない→ミネラルを維持するホルモンが出ない→眠れない間やたらとトイレに行きたくなる(ミネラルの排出)→不眠な上に脱水の危険
碌なことにならない!
つまり、夏こそ睡眠不足ダメ絶対。いっぱい寝ろ。
「寝れないからついスマホいじっちゃうんだよね〜ダメなのはわかってるんだけど」
とか言ってる場合じゃないのですよ。
こうして、良質な睡眠に全振りしてるはずだったんですけど、
今月に入ってから、夜中に何度も暑くて起きることが増えてきました。
エアコンつけてるし、スマホは遠くにしているし、おかしいな…
もしかして、もっと室温を下げないといけないのかな。でも冷房って冷えるよね。よくないよね…
せめて寝る前にノンカフェインのハーブティ(ホット)でも飲もう〜
…余計眠れないけどおおお!?
と母にこぼしたところ、
「脳が冷えないと眠れない。身体は寒いと感じるくらいじゃないと脳は冷えないんだって」
と言われ、もっと温度下げないとダメなのかーーーー!
そんで寝る前のハーブティとか飲んだらあったまっちゃうじゃない。逆効果じゃん!良かれと思って台無し…
「ハーブには利尿効果もあるしね」
そ、そうだったーーーーー!迂闊・・・
この日より、寝るときにエアコンの設定温度を2度下げて寝ることにしたところ、寝つきが良くなり、起きる回数が減りました。
(1度は起きるんだけど…)
起きてる時の温度と同じだと、眠るには暑いのね。
だって夜、全然気温が下がらないもんねー。
私のように、睡眠の質を上げることに奮闘している人が、どれだけいるかはわからないのですが…
「寝るときにスマホを見ない」だけじゃなくて、
寝る時は、スマホをうんと遠くに置いておくのはおすすめです。
こんな研究結果もございます。
集中したいときに、スマホはない方がいいのであれば、睡眠(回復)に集中するなら、スマホは遠い方がいい。
あと、「寝る場所や位置、向きを変える」ですね。
ほんの数十センチずれてみるとか、布団の向きを90度動かすとか、枕(頭)の向きを反対にするとか、それだけで急に寝つきが良くなったり、睡眠の質が上がったりするので。
お試しください。
どういう場所や位置がベストなのかは、自分で試行錯誤するしかないのだけど、
少なくとも『避けた方が良い向きや、位置』を把握するのには、ダウジングが大活躍するんですねー。
左回りになる場合は、NGということなので。
ペンデュラム持ってれば、今日にでもすぐできます。
やってみてー。
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